2017年1月10日修理録(36)磁器のジョウゴをお直ししました。今回は銀仕上げに。ブルーの印字とよくなじみました。化粧には「丸粉(まるふん)」という種類の銀粉を使いました。下地の漆が乾ききる前に粉を蒔き、その上から薄めた漆を染み込ませ、磨いて仕上げます。蒔きっぱなしの「消粉(けしふん)」とちがい、磨耗に強い仕上げです。磨く際には写真に写っている黒い棒「鯛牙(たいき)」という道具を使います。文字通り、鯛の牙(!)です。これが金属粉を磨くのにちょうどいい硬さなんですね。鯛牙のほかに、メノウを使って磨くこともあります。道具はおもしろいですね。#修理録 #銀仕上げ #割れ修理 #金継ぎの道具
磁器のジョウゴをお直ししました。今回は銀仕上げに。ブルーの印字とよくなじみました。化粧には「丸粉(まるふん)」という種類の銀粉を使いました。下地の漆が乾ききる前に粉を蒔き、その上から薄めた漆を染み込ませ、磨いて仕上げます。蒔きっぱなしの「消粉(けしふん)」とちがい、磨耗に強い仕上げです。磨く際には写真に写っている黒い棒「鯛牙(たいき)」という道具を使います。文字通り、鯛の牙(!)です。これが金属粉を磨くのにちょうどいい硬さなんですね。鯛牙のほかに、メノウを使って磨くこともあります。道具はおもしろいですね。#修理録 #銀仕上げ #割れ修理 #金継ぎの道具